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外壁用塗料の種類と特徴

アクリル塗料（費用相場は1平方メートルあたり約1,000～1,800円）

アクリル樹脂を主成分としており、色の種類が豊富です。最も費用が安価ではありますが、紫外線による劣化が早いことやひび割れしやすいというデメリットがあります。

また、耐用年数が6～8年と短いことが特徴です。比較的扱いやすい塗料であるため、DIYや内装の塗装などに適しており、自分で塗装する方がよく利用されています。

ウレタン塗料（費用相場は1平方メートルあたり約1,700～2,500円）

ウレタン樹脂が主成分の塗料で、下地との密着性や弾性に優れており、塗装後のひび割れも少ないのが特徴です。シリコン樹脂が使われるようになるまでは外壁用塗料として頻繁に使われていました。他の塗料と比べても費用が安価ですので、費用を抑えたい場合に選ばれています。

また、耐水効果が高いため、雨どいなどにもよく使用される傾向があります。光沢もあることから、車やバイク、楽器などにも使用されることが少なくありません。ただし、耐用年数の短さや紫外線による変色があること、また防汚性が劣る点はデメリットです。

シリコン塗料（費用相場は1平方メートルあたり約2,300～3,500円）

費用と耐用年数のバランスがよい塗料です。耐熱性や撥水性があり、湿気や雨による建材の劣化を抑えることが可能です。塗装後の仕上がりは、光沢・艶があり、また汚れがつきにくくなります。

耐用年数は10～15年と、ある程度長持ちする塗料です。

ラジカル塗料（費用相場は1平方メートルあたり約2,200～4,000円）

ラジカル塗料は、その主成分にラジカル制御型の酸化チタンを使っています。外壁の劣化を抑えて耐候性を高くする効果があり、防藻性・防カビ性にも優れているのが特徴です。

塗料の中では新しく、市場に登場し始めてからまだ10年も経っていません。そのため、塗装経験がない業者が多いため、ラジカル塗料を使用したい場合には、ラジカル塗料での塗装実績があるかどうかを確認してみてください。

フッ素塗料（費用相場は1平方メートルあたり約3,500～5,800円）

フッ素塗料は、耐用年数が15～20年と長く、塗り替え回数を抑えられるコストパフォーマンスに優れた塗料です。他の塗料と比べると紫外線の影響を受けにくく、紫外線に強いことから外壁の劣化の進行を抑える効果が期待できます。

排ガスなどの汚れがついても、雨で流れますので、外壁が汚れにくいです。防藻性や防カビ性もあり、日当たりの悪い外壁でも長く美しい外観を保てる点がメリットです。

無機塗料（費用相場は1平方メートルあたり約3,500～5,500円）

無機塗料は、鉱物などの無機物を配合している塗料です。耐用年数は25～30年程度で、紫外線に強く劣化しにくいことが特徴です。ただし、他の塗料と比べると高価ですので、塗り替えの回数を減らしたい方などにおすすめします。

外壁用塗料の選び方

外壁用塗料を選ぶ際のポイントは、次の3点があります。

耐用年数

塗料の種類によって耐用年数が異なり、高価なものほど耐用年数が長い傾向にあります。また、高機能な塗料を使えば、長期間建物の状態を維持することが可能です。耐用年数が長ければ、長期的に見たコストパフォーマンスは高くなります。

機能

塗料の種類によっては、以下のような機能があります。

• 遮熱機能
• 断熱機能
• 弾性機能
• 光触媒技術
• 防藻・防カビ機能

建物によって、必要な機能は異なります。住宅環境を確認し、適切な機能を持つ塗料を選ぶことが大切です。

デザイン

製品によって用意されている色が異なります。また、塗料の中には多彩模様と呼ばれるものがあり、色だけでなく素材感にも違いがあります。

色やデザインを大事にしたい方は、イメージに近しいものがあるかをあらかじめ確認しておいてください。

Glanz株式会社では、お住まいの状態に合った外壁塗装プランのご提案が可能です。外壁塗装に関するお悩みがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。